今日は「多汗症」について書いていこうと思ってたら、今日トリミングしていた子で恐らく多汗症だろうと思う子が来ました。
なぜそう思ったか?
まずは匂いです。脂漏症のような、よくいう犬臭が漂ってました。
ちょっと独特な臭いだと僕は感じてます。言葉だと伝えづらい・・・(;^_^A
次に見た目です。
何となく脂っぽいような、さらさらヘアーではなくなんかジメジメっとした毛の状態。
皮膚にあまりフケが目立ってない。
そしてシャンプーしようとシャワーで被毛を濡らしただけで大体落ちたことです。
ブローでしっかり乾かした筈なのにお肉のシワの部分からジワリと湿ってきた。
などの理由から推察しました。
線を引いたところは多汗症の症状でよく見られる特徴です。
多汗症ってあんまり聞かないかも知れません。
脂漏症と間違えやすいから(;^ω^)
しっかりお肌の勉強してないと脂っぽいで推測されて脂漏症の処置をとってしまうかもです。
これが昨日話していた怖いことです( ;∀;)
まず脂漏症を知らないとですね!
脂漏症は簡単に説明すると皮脂のバランスが乱れた場合に起こるもので多汗症と似たようなウェットな皮毛か見られます。脂を落とすために界面活性剤を用いた洗浄が必要になります。
それに対して多汗症は汗なので水である程度落ちてしまう。処置としては界面活性剤を用いる積極的な洗浄はしないことが多いです。
結構真逆の処置をします。
脂漏症になってる子達が使うような強い洗浄を皮脂のバランスは正常の子たちに使ったら?
刺激が強くて皮膚のバリアが低下してしまうかもしれない(-_-;)
つまり悪化させてしまうかもしれないということです。
怖いですよね(-_-;)
でも多汗症にともなってブドウ球菌という菌が増殖してきたら薬用シャンプーわ使わないといけなかったりでケースバイケースではあります(;^_^A
多汗症になりやすい犬種はヨークシャーテリア、シュナウザーがなりやすく、若い頃からでも発症すると聞きます。
多汗症は汗なので気温・湿度の管理、ストレス緩和などを見直すということもとても大切(^^)
あと忘れちゃいけないのが保湿も重要です。
汗をかいていると皮膚の表面が軟化します。僕たちがお風呂に入ったあと指の皮がふやけるのと同じことが起きちゃうのですね(^-^;
軟化してる状態は皮膚のバリアが弱まってしまうので先日話した濡れてるのに乾燥してしまう。
乾燥すると皮膚バリアが壊される→色々な肌トラブルが発生するという悪循環が発生してしまいます(T_T)
汗だからと以外に馬鹿に出来ないのですよね(;_;)
こういったお肌トラブルは特に力入れて勉強しているので気になることあればご相談くださいね♬
診断はできませんが色々なアドバイスでます\(^^)/