すいません。ブログ書きながら寝てしまいました・・・。
結局いつもの時間に投稿です。
僧帽弁閉鎖不全症のことは理解できましたかね?
これからは僕が実際に体験したことをもとに書いてきます。
初めてのご来店の子で心臓病を黙ってお願いされたことが何度かありました。
理由を伺うと断られるだろうから、たらい回しにされてきたからなどでした。
気持ちはとても解ります!逆の立場だったらこの子をやってもらえるサロンはないと思い込んでしまうと想像できます。
でもトリミングって作業とても僧帽弁閉鎖不全症の悪いことだらけなのですよね・・・。
- 緊張
- 恐怖
- 興奮
- シャワー・ドライヤーなどの熱
- 姿勢
- 飼い主さん不在で不安になる
これ全部心臓に負担が起きる原因です。
どのくらいの頻度でトリミングって出してますか?月に一回?年に一回??
回数をこなしていく方が慣れている子はやっぱり多いです。愛犬の今の状態より将来のことも考えてトリミングを行うという考えもありですよね。
慣れてくれてさえすれば緊張・恐怖・興奮はある程度はクリアできるかな?
なんて思いますが、引っ越しなどで行けなくなる場合がありますからね・・・。
トリミングがまだ必要ではない時期(まだ毛が伸びきってない時)にサロンにご相談した方がいいですよね。
毛が伸び切ってしっていたら早くカットしたい気持ちが強くて気持ち・時間にも余裕がなくなってしまいますから早目に動いた方が吉です。
飼い主さんの不在による不安に関してはその場で見られるサロンを探した方がいいのかな?と個人的に思います。
だって僕もこれだけ学んでますから提案しますよ!大事なことですからね!一つでも不安要素は取り除きたいです。
シャワー・ドライヤーの熱でも心臓の動きはかなり変わるので重要です。
ここでお願いです。心臓病はとってもワンコに負担が大きいのでカットの注文は細かく聞けません。時間をかけられないので多分体と手足はバリカンで短くなると思います。今まで色々なカットで変身してもらいましたが最後は身なりというよりワンコのためのトリミングをしてあげませんか?
最後に姿勢。心臓病を隠されるとここの対応ができません。
心臓病で辛い姿勢って何でしょうか?
仰向けです。
でもこの仰向け落ち着かる為に仰向けにしながら爪を切ったりなど落ち着かせるためのスキルの1つだったりもします。
仰向けにして本人は息苦しくてバタバタしてるけど、トリマーは苦手、緊張などでバタバタしていると思い込んでしまったりしてしまうこともあるので、そういった意味でも正直に伝えて欲しいです。
姿勢といえば「努力呼吸」とはなんぞや?と引っ張ってきてしまいましたが、説明します。
その名前の通りに呼吸するのに辛く努力している状態ですね…
どんな姿勢で呼吸してると思いますか?
横になって寝ている姿だと思いがちですが、実は違います。
スフィンクスの姿勢です。この姿勢で息を切らしているようにゼーハーと息をしていたら努力呼吸をしているかもしれません。かなり息苦しくて辛い状態なので無理はさせないでくださいね。
極力その子の最後までトリミングをしてあげたいと思ってます。
ですが、トリミングで命を落としてしまうことも多くはないですが、全くないとは言えません…
なのでしっかりお客様とお話してその子のベストを考えて提案していく感じになるのかな?と思います。恐らく飼い主様にはトリミング中はその子に着いてもらうのは絶対条件になるとはおもいますが…
ですが深刻そうなら病院でのトリミングを提案すると思いますので、ご了承ください。
もし倒れてしまってそこから病院に走っても間に合わないケースがかなり多いからです。その場ですぐに処置ができれば助かる可能性はあります。
その子のことをしっかり考えて答は出します。そのためにも、もっと勉強しないといけません。
カットが上手いだけのトリマーの時代は終わりです。
是非このブログで僕のことを知ってくださいね!
難しい内容が続きました。これで僧帽弁閉鎖不全症のお話はとりあえず終わりです。
また僧帽弁閉鎖不全症のことで新しい発見がありましたら書いていきます。
この「僧帽弁閉鎖不全症」をここまで発信できましたのは講師の獣医師・高嶺一司先生のお陰です。
高嶺一司先生は大阪にある大阪ドッグサイエンス学院の学院長をやられていまして通信講座や、勉強会などもやられてます。とっても解りやすいです!そして楽しく学べます!病気のことは全部習いたいと思っているぐらいです。とてもおススメです!
ありがとうございましたm(_ _”m)