先日のセミナーの後半戦の内容「僧帽弁閉鎖不全症」って聞いたことありますか?
まぁ…ないですよね…
病院の先生も言葉が難しくてこの病状をそのまま伝えることは少ないと思います。
この病気高齢の小型犬がなりやすいです。高齢のワンコが心臓病だねと言われたらほぼこの病気みたいです。
今ワンちゃんも高齢化社会でご高齢が増えてます。うちの子は関係ないとは思わずしっかり覚えていてほしいです。
なんでか?とっても苦しいからです。この心臓病は心臓だけではなく肺にも影響があるのです。
肺にも影響あるの!?って感じですよね…順番に説明していきますね。
まずそもそもどんな病気なのさ?
老化などで心臓の弁がたるんでしまって血液が逆流しているという状態のことを言っています。
先ほども書きましたが、病院で「心臓が悪いですね」「心不全ですね」と言われたらほとんど僧帽弁閉鎖不全症を指しています。
症状は?
- 運動している時、興奮した時、暑いときなどに咳をよくする。酷くなり呼吸困難。
- 安静時でも努力呼吸(努力呼吸は後で述べます)
- 夜(特に明け方など)に咳が出る。
- 運動をしなくなった。元気がない。
- 仰向けにされることを嫌がる。
- 抱かれることを拒むようになってきた
などが挙げられます。ちょっと思い当たる節がありましたら出来るだけ早く病院へGO!
検査はどんなことをして判断するのか?
- 聴診
- レントゲン
- エコー
上記のものがほとんどだと思います。以外にシンプルですよね?
1.聴診は心臓の音を聞いて逆流しているか聞きます。そんなので解るの?という感じですが、正常時と比べると全然音違うのですよ!
これは正常の音を理解していれば素人でも解ると仰っていました。実際聞いたのですが、全く違いました!
なのでちゃんと理解するためにも買っちゃいました!気づくきっかけになればと思います。でもトリマーは獣医ではないので診断はしてはいけません。なのであくまでも病院に行ったら?という提案までです。
2.レントゲンは肺を見るためです。
肺?心臓病でしょ??と思いますよね?僧帽弁閉鎖不全症は肺水腫とも被ります…
肺水腫は肺の中に水が溜まってしまう病気です。原理は明日詳しく話しますが、心臓病の薬には肺の水を抜くお薬も混ざっていることがほとんどです。
この肺に問題がでるから咳などが出ちゃうのですよね…心臓だけ悪かったら多分心臓のみが痛いだけ咳は出ないってのもなんとなく解ると思います。
3.エコー検査はすべての病院で扱ってるわけでは無いみたいです…
ちょっと大きめな病院ならあると思いますよ。と仰ってました。エコーで心臓の弁がどうなってるのか解るみたいです。
なのでこれで確認取れたら残念ですが確定ですよね…
でも安心してください。今は僧帽弁閉鎖不全症のお薬がとてもいいものがあってほぼ副作用などなく使えるものがあります。
ですが一生飲み続けないといけません!絶対に途中で勝手に止めないでください!
お薬を飲むとワンコはとても楽になります。体もその楽に慣れていきます。
なので元気になった!と飼い主様は誤認しがちです。残念ながら弁が勝手にたるみが無くなり元通り!ということは無いみたいです。
薬のお陰で楽になってるのです。楽になってるところから薬を止めてみると一気に体に負担がかかり危険な状態になりますので絶対に止めないで下さいね。何かあれば必ず獣医さんの指示を受けてください。
長くなってきたので今日はここで終わります。
まだ全然解らないですよね(;^_^A
ごめんなさい真面目でちょっと固い話が長くなって…
明日は頑張って絵を書いて解りやすく仕組みを伝えたいと思ってます。
今日もありがとうございました。